ただ、ダービーを楽しむ上で今年は変わったことがあります。
それは
「無観客」
だということです。
これが何を意味するのか。
無観客でいるということは競馬場にはお客さんがいない。この言い回しが正しいかどうか分かりませんが、ファンがいません。今、競馬場にいる人はお仕事をしています。生で声援を送ったりすることは出来ません。だからこそ、気をつけなければならないと思います。
もともと問題視されてはいましたが、それが最悪なケースにいってしまいました。
ネットが原因で人が亡くなりました。もちろん、この事件の前から亡くなっている方はいたと思います。しかし、有名人、表舞台に立つ側の人が亡くなりました。これをどう捉えれば良いのか。
まずここで伝えたいのは、ネットは顔が見えない。だからこそ、かなりキツイ言葉を書いても特定されることはない。仮に特定されても逃げられる。そして、その言葉を事前に守ることは出来ても、その守りを上回るパンチが来る。人はこう見えても簡単にKOします。人間とはスゴく弱い生き物です。なので、悪意を持ったコメントを書き込んでは絶対にいけない。これはネットに関わる人間は絶対に守らなければいけないルール、いわば法律です。
そしてここからは競馬の話。
例えば競馬場で野次を飛ばします。
「◯◯テキトーに追うんじゃねぇ!」
「□□下手くそ!!」
など。
野次にも2種類あります。
それは
「愛のある野次」と「殺傷する野次」です。
例として実況アナウンサーであえてあげます。
オークスでデアリングタクトが勝ちました。ただ残り200m地点でアナウンサーが焦って甘噛みをしてしまい、デアリングダクトと言ってしまいました。その後、実況アナウンサーはTwitterで申し訳ありませんでした。とツイートをします。その反応で
「そこで焦っているようでは情けない。もっと練習してこい!」
と言うのと
「てめぇーなんかにオークスなんて実況早いんだよ。てめぇーはクラシック実況するよりローカルの午前中でも実況して、飯でも食って帰れ。まともな実況出来ないゴミが」
どちらの方が言われて嫌な気持ちになりますか。私だったら前者の方であればもっと練習して来年、再来年と上手くなってもう一回実況して、その人に認められるよう頑張る!とは思いますが、後者はハッキリ言って死にたくなりますよね。
皆さんはこれを分かりやすい物に置き換えてください。仕事でも良いです。馬券でも良いです。何でも良いです。
改めて言います。ネットは顔が見えません。もはや、性別すら分からないんです。ネットというとんでもない核兵器を持ってます。それを自覚しましょう。
そしてダービー。
楽しむために1つだけお約束してほしいです。これは全員です。
せっかく1年に1回のお祭りです。今年は無観客です。それだけにネットでの発言が多くなります。ですので、発言1つ1つに、ものすごい重みがあります。中には精神磨り減らして今にも死にたくなる人がいるかもしれません。絶対に悪意のある書き込みはやめましょう。愛のある野次、愛のある暴言は構いません。ただ、悪意しかない書き込み、人が嫌がるような書き込みなど。全員が笑えるような書き込みをしましょう。
今年のダービーの成功は我々ファンが全員楽しめたか。これは馬券、レース、そういったことではなく、ダービーという1つの祭りをネット民全員が笑顔で見れるかどうかにかかっています。そこに1つでも悪意の書き込み、全く愛のない書き込みがあれば今年のダービーは失敗だったでしょう。1週間後、全員が楽しめたダービーになったか、答え合わせをしましょう。
本当はダービーを前にこんなこと言いたくありません。ただ、あまりにもネットでのイジメが多く、最悪な状態が続いているので書きました。
表現等分かりづらかったり、過激な表現をしております。申し訳ありませんでした。しかし、こうでも言わないと分かってくれない人間がいると思ったからです。ご不明な点等ありましたら、私TTに直接質問してください。よろしくお願いします。
それではダービーを楽しみましょう!!
そして、ダービーへようこそ。