好きなおでんの具は、何かしらの練り物です
こんにちは、森田アイです
秋競馬も本格化し、なんだか毎週ドラマのあるレースが行われていますね。
相変わらず家からの観戦ですが、今年も競馬がめちゃくちゃ楽しいです!
さて今回は、京都大賞典にて
#マカヒキ をエスコートし復活に導いた
#藤岡康太 騎手について調べてみました!
【藤岡康太騎手の経歴】
藤岡康太騎手は1988年12月19日生まれの32歳(2021年10月現在)
お父様は調教師の藤岡健一さんで、
#藤岡佑介 騎手は実の兄にあたります。
佑介騎手の影響で乗馬を始め、お父様の影響で騎手を志されたそうです。まさに競馬一家ですね。
10年ほど前のインタビューになりますが、年に一度の同期会もされているくらい仲も良いとのことです。
2007年3月3日にデビュー。
この日、藤岡健一調教師の管理するヤマニンプロローグに騎乗し、初騎乗・初勝利を達成されます。
お父様の管理馬で初騎乗初勝利なんて、最高のスタートですね!
2009年にはファルコンSにてジョーカプチーノに騎乗し重賞初勝利を果たすと、
同じ年のNHKマイルカップもこのコンビで制覇しGI初勝利を達成されました。
20歳4か月22日でのGI勝利はグレード制導入後では10番目に早い記録となっています。
これはデビュー6年目の藤岡佑介騎手や、開業8年目の健一調教師よりも早いGI制覇となりました。
元々、ジョーカプチーノには、“たまたま空いていた”ことから2月からコンビを組んでいたようですが、そういうチャンスをしっかりものにできるのが凄いですよね。
また、2009年には8月にオーストラリアにて行われた「アジアヤングガンズチャレンジ」(国際見習騎手招待競走)に日本代表として出場。優勝されました。
この大会は2009年からの開催なので、初代優勝者となります。
順風満帆な藤岡康太騎手ですが、ここでアクシデントに見舞われます。
2010年3月26日に自然気胸による胸の痛みで病院に搬送されます。
この週の騎乗予定をすべて取り止めて以後休養に入り、3月に手術。4月に復帰されるも再手術となり休養に入られます。その後6月に復帰されるも9月に自然気胸が再発。11月までまた休養されています。
GⅠを制覇し、勢い付いた翌年に休養を余儀なくされていたんですね。
気胸だとトレーニングもなかなか出来ないかと思いますし、もどかしい思いをされたことと思います。
更に悲しい出来事は続き、
2012年8月25日に小倉競馬にて落馬。
肋骨と右頬骨を骨折し、また長期の休養に入られます。
骨折の他にも、視界がぼやけ焦点が二重に見えるという症状もあり、それが回復するのに時間がかかったようで、騎手を辞めないといけないと考えたこともあったそうです。
その苦しい状況も乗り越え、翌2013年の2月にレースに復帰されています。
私は藤岡康太騎手がこのようなアクシデントに見舞われていたことは正直あまり詳しく知りませんでした。こうした病気や怪我を乗り越えられて、今も活躍されているんですね。
そんな事故もありながら、その後もコンスタントに勝ち星を重ねられ、重賞も勝利されています。
2014年には府中牝馬ステークスをディアデラマドレに騎乗し勝利。これが藤岡康太騎手初のGII制覇となります。
GⅡより先にGⅠを勝利されているというのがすごいですよね。
(ディアデラマドレとのコンビではこの他にも、2014年のマーメイドSと愛知杯の重賞レースも勝利されています。)
2018年には神戸新聞杯をワグネリアンに騎乗し勝利。
これは福永祐一騎手の落馬負傷に伴い、普段調教をつけている藤岡に代打騎乗が回ってきたことでのテン乗りでの勝利でした。
また、先日行われた
2021年の京都大賞典では、9番人気だった#マカヒキ を見事勝利に導きました。
このマカヒキとは前走の天皇賞(春)(8着)に続き2回目のコンビで、マカヒキは5年ぶりの勝利になりました。
ダービー馬の復活に胸が熱くなるレースでしたね。
お手馬でなくてもこのように結果を出されるとなると、人気薄でも馬券で軽視できないと思いました!
【兄・藤岡佑介騎手】
康太騎手は1988年12月19日生まれ、佑介騎手は1986年3月17日 生まれということで、学年で言うと3歳差の兄弟になるお二人。
子供の頃はゲームの取り合いで喧嘩になったりしていたそうで、佑介騎手はよくお父様に「お前が泣かすからや!」と怒られていたそうです。年上の方が怒られてしまうのは兄弟あるあるかもしれませんね。
デビュー後はやはり比較されることも多かったようで、佑介騎手は「康太のほうが乗り役としてセンスがある」言われ続けてきたそう。
あまりにも言われるため、「今に見とけよ」という思いがあったそうです。
一方康太騎手は佑介騎手の良いところをしっかり真似されたそうで、デビューして間もない頃から自作の名刺を各厩舎に配ってアピールされたそうです。ご本人曰く「完全に兄貴のパクリ」とのこと。
そんな人と人や、人と馬の繋がりを大事にする姿勢が、これまでの勝利に結びついているのかもしれませんね。
身近にライバルであり高め合える兄弟がいるというのは勝負の世界でとても心強いですね!
今回調べてみて、多くの苦難に見舞われながらも、必死に競馬に向き合われてきたことが分かりました。
また次のGⅠ勝利を期待したいと思いました!
今後もベテラン、若手問わず様々な騎手の方について調べていきますので、よろしくお願いします!