有馬記念 (G1)
15:40発走 芝2500m (右 A)
天候:晴
馬場:良
中山 11R サラ系3歳以上 オープン (国際)(指) 定量 16頭
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】1番人気に応えて1着。内から意図的に位置を下げて後方につけ、落ち着いて追走。勝負どころで外に出し、手応えよく前へ進出。直線入りで前の馬を捉え、内にいたシンエンペラーとドゥレッツァに並びかける。最後の直線で追い比べを制し、1着へ抜け出す。天皇賞(秋)の後、600mの上がりを32秒台で駆け抜けての連勝。前々で進めた人気薄2頭が馬券に絡んだレース。この馬は後方に位置しており、展開不利の中の好走と見て次走も注目したい。
- スタニングローズの次走メモ: 【注目】見事に勝利。実戦から3か月半ぶりという間隔があったが、きちんと仕上がっていた。レース中は常に好位置につけ、坂を下るところからペースを上げ、4コーナーで2番手に躍り出た。直線では外側から先頭に立ち、最後は差をつけて1着でゴール。秋華賞の勝者が見事に復活を遂げた。引き続き次走も好走を期待してみたい。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】人気に応えて1着。道中、後方でじっくりと構えて競馬を進め、直線では大外に持ち出された。そこから一気に伸び、内にいたタスティエーラらを交わし抜け出す。ラスト600mは32秒5というタイムで、驚異の決め手を披露し、2歳の時から始まったGI制覇を4年連続で達成した。前々で進めた人気薄2頭が馬券に絡んだレース。この馬は後方に位置しており、展開不利の中の好走と見て次走も注目したい。
- アーバンシックの次走メモ: 【注目】人気に応え、1着。中団でレースを進め、勝負所で好位に進出。直線では先行したアドマイヤテラを追いつつ伸び、抜け出してからは差を広げ1着。関西初遠征で3000mの距離も問題なく、落ち着いてレースを進め、最終的にクラシックを手にした。掲示板に載った馬のほとんどが道中後方に位置してしていたレース。この馬はどちらかというと前々での競馬で、展開が向かない中の好走と見て次走も注目したい。
- ディープボンドの次走メモ: 【特注】アタマ差の2着。好位につけながらも、先頭のケイアイサンデラからは離れていた。勝負所で差を縮め、直線では先頭に立ったバビットを交わしたものの、ゴール前ではシュヴァリエローズに迫られ、最終的には交わされた。それでも、7歳秋での健在ぶりは示した。この馬を除き、6着までの馬はすべて比較的後方に位置していた。前々で進めたこの馬は次走パフォーマンスを上げそう。
- アーバンシックの次走メモ: 【注目】人気に応えて1着。内枠に入った馬が、レース序盤で後方に位置取りつつも、先頭集団から大幅に遅れることなくレースを進めた。内側の走路をキープしながら直線に入り、そこで外に持ち出すと、先行していたコスモキュランダを捉えて前に出る形でゴールへ駆け抜け、重賞レースでの初勝利を飾った。引き続き次走も好走を期待してみたい。
- ブローザホーンの次走メモ: 【割引】見事1着。道中、後方でじっくりと様子を見ながら走り、後半になって外を回って追い上げていった。直線では大外から力強く追い込み、ベラジオオペラやプラダリアをかわして先頭へ。この馬は道悪に強く、今回G?での初優勝を果たした。馬券内の馬のほとんどが道中は後方に位置してしていたレース。この馬もそのうちの一頭で、展開が向いたと見て次走は警戒が必要か。
- ベラジオオペラの次走メモ: 【注目】2着とはクビ差の3着。前に位置取り、3、4番手でレースを進め、勝負どころで外に出して進出。4コーナーで外側から並び、直線で競り合う。ブローザホーン、ソールオリエンスには先に行かれたものの、不良馬場にも踏ん張りを見せた。馬券内の馬のほとんどが道中は後方に位置してしていたレース。この馬は比較的前々での競馬で、展開が向かない中での好走と見て次走も注目したい。
- シュトルーヴェの次走メモ: 【注目】1番人気に応えて1着。今回も追走中は構えてじっくりとしたペースで進み、直線では外に出して加速。内で競り合う3頭を追い上げ、そのまま抜け出して1着を確保。決め手の巧みさが光った。中山、東京の芝2500mの重賞レースを連勝した。引き続き次走も期待してみたい。
- ダノンデサイルの次走メモ: 【注目】低評価を覆して1着。先団を見ながら好位で追走し、インコースを取り、直線では内ラチに沿って伸びた。抜け出すと、皐月賞馬ジャスティンミラノに差をつけ1着。ロスのない走りは完勝であり、皐月賞競走除外からダービーを制した異例の臨戦過程で、陣営の仕上げが称賛された。引き続き次走も期待してみたい。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】3着で、馬券内は確保。ダッシュして先行する気配を示し、積極的なレース運びで4コーナーで首位に躍り出た。先頭に立ったものの、テーオーロイヤルには抜き去られ、ブローザホーンにもかわされたが、それでも長距離の舞台で馬本来の力を発揮した。次走も引き続き目が離せない。
- ブローザホーンの次走メモ: 【注目】2馬身差の2着。待機策を採り、じっくり脚をためつつ、4コーナーで外に回り勢いをつけて追い上げた。先頭の勝ち馬は捉えられなかったものの、内側のディープボンドを抜き去り、2番手へと進出した。次走も好走の可能性は高そう。
- レガレイラの次走メモ: 【注目】1番人気に応え、1着。スタートで出遅れ、道中は後方を追走。4コーナーで大外を迂回し、直線で一気の追い込み。内を走るシンエンペラーを捉え、1着でゴール。牡馬相手にも切れ味で勝利した。引き続き次走も期待してみたい。
- ローシャムパークの次走メモ: 【注目】クビ差の2着。内枠スタートでレースを控え、後方に位置取りしつつ走る。途中、緩いペースの恩恵を受けつつ、向こう正面で積極的に仕掛け、先団へと進出。最後の直線でベラジオオペラと激しく競り合ったが、わずかな差で敗れる。それでも、最内を走ったルージュエヴァイユには先着した。次走も人気でも外せない。
- ベラジオオペラの次走メモ: 【注目】人気に応え、1着。今回は先頭を譲りつつもスタニングローズの後ろで2番手をキープ。流れを読んでいいポジションを保ち、外側からローシャムパークが追い上げつつも共に前進。直線では内からルージュエヴァイユも差し掛かってくる接戦となる。ただし、最終的にこの2頭を凌ぎ、得意の阪神芝2000mの舞台でGIタイトルを獲得した。引き続き次走も注目してみたい。
- シュトルーヴェの次走メモ: 【割引】見事1着。スタートはいまいちで、道中は後方でレースを進めた。直線で馬群と接触しつつも間を縫うように伸び、先頭に立って勝利を収めた。中山コースも、この距離も初体験であったが、長距離での適性を見せつけた。6着までの馬は、ほとんどが後方に位置していた。その中の一頭であったこの馬は展開有利だったはずで、次走は割り引きたい。
- ブローザホーンの次走メモ: 【注目】1番人気に応えられず、3着。先団グループに続き追走。直線で外へ持ち出し追い上げるも、内から鋭く伸びたワープスピードにクビ差遅れ3着。3000mは若干長い印象だが、長距離レースでは安定した走り。次走も人気でも引き続き目が離せない。
- プログノーシスの次走メモ: 【割引】人気に応えて1着。休み明けでも仕上がりに不安はなく、適度に控えた位置取りから中団でレースを進めた。インコースをスムーズに追走し、直線で内側のスペースを見つけて加速。スパートをかけ抜け出し、他馬を寄せ付けずに完勝した。コース取りの巧みさも勝因の一つだが、2000mの距離では能力が際立つ。6着までの馬は、ほとんどが後方に位置していた。後方に位置していたこの馬に展開が向いたことは確かで、次走人気するようなら注意が必要。
- シュトルーヴェの次走メモ: 【割引】見事1着。スタートでヨレながらも中団に位置取り、馬群の中を追走。直線では内目を突いて加速し、追い比べの中で奮闘して間を割って抜け出し、5ヵ月半ぶりの実戦ながらも見事な仕上がりを見せ、得意の東京芝2400mで初戦を1着で飾った。7着までの馬は、ほとんどが後方に位置していた。後方に位置していたこの馬に展開が向いたことは確かで、次走人気するようなら注意が必要。
- ブローザホーンの次走メモ: 【注目】1番人気に応えて1着。今回中団で控え、勝負所で外側から加速。直線でさらに外から伸び、内側のサヴォーナやサトノグランツなどの4歳馬を抜いて1着獲得。休み明けながらも良い仕上がりを見せ、長距離レースの経験が活きた。引き続き次走も好走を期待してみたい。
- アーバンシックの次走メモ: 【割引】人気通りの2着。スタートがいまひとつで、道中は控えながら追走した。直線では馬群の中から進出し、やや外へ持ち出されながらも伸び、内側のコスモブッドレアを抜いて2番手に浮上。中山でもしっかりと伸びを見せた。6着までの馬は、ほとんどが前々で競馬をしていた。前々で進めたこの馬は展開有利で、次走は注意が必要。
- ダノンデサイルの次走メモ: 【割引】見事に勝利。先団を見ながら4、5番手で進むと、4コーナーで若干膨れるものの、直線にかけて伸び、コスモブッドレアを交わし抜け出す。迫るアーバンシックを内側に並ばせず1着を確保。外を回りながらも、その末脚は切れ味があった。6着までの馬は、ほとんどが前々で競馬をしていた。前々で進めたこの馬に展開が向いたことは確かで、次走人気するようなら注意が必要。
- シャフリヤールの次走メモ: 【割引】道中は2着のスターズオンアースの後ろにつけ、距離ロスなく絶好のポジションを立ち回れたことが好走要因。今回はかなりうまくいっての結果だし、やはり全盛期の能力はない印象を受けた。次走、復活の勝利をあげるとなると難しいのかもしれない。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】主戦だった和田騎手からマーカンド騎手にスイッチし、ブリンカーを着けて変化を求めた今回だったが、展開も向かずブリンカーも逆効果だったようで15着。今回はノーカウントでも良さそうな内容なので、次走、阪神大賞典でタフさを要求される競馬になれば、巻き返しがあっても良さそう。
- スターズオンアースの次走メモ: 【注目】中山芝2500mでは圧倒的に不利な大外16番枠からの競馬だったが、スタートから出して1周目正面スタンド前では内ラチ沿いの2番手。道中も2番手集団で脚をしっかりため、ルメール騎手の素晴らしすぎるレースコントロールが光っていた。ただ、唯一の誤算はまともに内にモタれる面を出してしまい、最後の直線はまともに追えていなかった。それがなければ勝てていただけに悔しい内容となってしまった。これでデビュー以来12戦全連対と安定感は抜群。次走以降も当然目が離せない馬。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】スタートは少し遅れて後方からの競馬に。向正面で2番手のスターズオンアースがペースを落としたところで動いて 通過順 13-13-8-3 となりロングスパートとなったが、最後まで脚いろは衰えず三度目のG1制覇。秋3戦目の厳しいローテーションでこれだけのパフォーマンスを見せたことには、ただただ脱帽。次走以降の活躍も大いに期待したいが、凱旋門賞を目指すとなるとやはり馬場が合わない気がしてならない。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】ゲートで何度か後ろにモタれていたようで後方から。勝ったドウデュースをマークしながら回ってくることはできたものの、切れ負けして0秒3差4着。能力の高さで秋の3戦も好走したが、本質的には長距離でしぶとさを生かす形がベストのようなので、次走以降、阪神大賞典→天皇賞(春)なら期待したい。
- ベラジオオペラの次走メモ: 【注目】夏負け影響があったので菊花賞を諦めて立て直し、ここからの再始動。そのため、まだまだ本調子には遠い印象を感じた。それでも道中は好位馬群の中を追走し、直線ではボッケリーニの追撃を振り切ってダービーでタイム差なしの4着と好走した底力を見せた。次走は相当上積みが大きいだろうし、相手が強化されても楽しみにして良さそう。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】前走の京都大賞典と異なり道中で脚をためる場面がなかったし、父キズナ×母父キングヘイローだと東京でスピードも要求される馬場では劣る感もあった。6歳秋なので、次走、有馬記念ならG1で勝ち負けできるラストチャンスか。
- スターズオンアースの次走メモ: 【注目】外枠からスムーズに好位を取って、3~4コーナーでは2着馬リバティアイランドを締めて回り真っ向勝負。結果3着だったものの、6カ月半ぶりの競馬で馬体重が+12kgと少し太かったなかでこれだけのパフォーマンスを発揮できた。次走以降、順調にレースに使うことができれば、リバティアイランドより強い牝馬になっていても驚けない素質は持っている。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】天皇賞を叩いてガス抜きされて、仕上がりは万全だったように感じた。スタートで少し出遅れながらも道中はいい位置で競馬はできていた。ただ、残念ながら上位3頭には完敗の内容だった。二度成長すると言われているハーツクライ産駒。次走以降でもう一花咲かせるためには、さらなる成長が必要に感じた。
- ダノンベルーガの次走メモ: 【注目】昨年のこのレースでも同様のことを感じたが、この馬にとって2400mは少し長い。イクイノックスと違って右トモに不安のある馬なので、中3週で仕上げるのは難しかったようで、前走の天皇賞よりデキは落ちていたようにも感じた。能力は相当高いが得意な条件が限られているうえに万全の態勢で送り出すのが難しいタイプなので、次走以降も出走条件と当日の状態での見極めが必要。
- プログノーシスの次走メモ: 【注目】スタートからポジションを取れるタイプの馬ではないので、ジャックドールが速い流れで引っ張ってくれて展開は向いた。ジャスティンパレスに末脚は劣ったものの、3着まで差を詰めた。近走は一貫して2000mに使われており、国内で使えるレースが限られるので次走以降は海外遠征に多く使われる可能性が高いか。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】武豊騎手の負傷で戸崎騎手に乗り替わったことも少なからず影響があっただろうし、3月のドバイターフを取り消しているのでレースは2月の京都記念以来だったことが原因かもしれないが、ハイペースでも折り合いを欠いてしまっていた。今回の結果が能力ではないハズなの次走、ガス抜きができていれば巻き返す可能性は十分考えられそう。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】ペースがかなり速かったので、結果的にスタートがひと息だったことが幸いして、直線は上がり3ハロン最速の脚で伸びて、0秒4差2着。イクイノックスには余程のことがない限り勝てないと感じる内容ではあったが、この馬も4歳秋で本格化していることはたしか。次走も大崩れする可能性は低そう。
- ダノンベルーガの次走メモ: 【注目】相変わらず右トモの不安がつきまとうが、レースではドウデュースをマークする形で0秒6差4着。上位3頭相手には力の差を感じる内容ではあったが、札幌記念から直行での出走だったので、まだ100%の仕上がりではなかった印象。次走はジャパンカップになれば、枠順に泣いた昨年以上の着順を期待したい。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】正面スタンド前のポジション争いでボッケリーニに前に入られて少し手綱を引く場面があったし、3~4コーナーで4・5頭ぶん外を回らされる距離ロスもあった。1・2・4・5着馬は3~4コーナーで内ラチ沿いを回っていたのでトラックバイアスを向いておらず、0秒1差3着は強い内容だった。休み明け初戦でまだ余裕残しの仕上げだったので、上積みが大きそうな次走は非常に楽しみ。
- ローシャムパークの次走メモ: 【注目】一気の相手強化だったが、好位からスムーズに運び、上がり3ハロン3位タイの脚で抜け出し完勝。函館→中山で重賞を連勝したが、トビが大きな馬なので広いコースの方が合っていそうなタイプなので、ここ2戦は素質の高さを見せた。ただ、ハービンジャー産駒なので、高速馬場への対応はカギとなりそうだが、次走以降、G1の舞台での活躍も大いに期待できそうな雰囲気を感じた。
- シャフリヤールの次走メモ: 【注目】今回に関してはまったく仕上がっていなかったし、良馬場がベストのタイプなので稍重馬場も良くなかったので、まったく見せ場のないレースとなってしまった。ただ、今回は度外視して問題ないし、次走、しっかり状態が上向いて実績のある広いコースに替われば巻き返しがあっても驚けない。
- プログノーシスの次走メモ: 【注目】スタート後の1~2コーナーはそれほど馬場が荒れていないので、内々を距離ロスなく回っていた。通過順 13-11-5-2 となっているように、向正面では内めの空いたスペースからスルスルとポジションアップ。3~4コーナーは内が荒れていたため外めを回して馬場の比較的悪くない部分を通っており、川田騎手の好騎乗が相当目立った内容。この馬の能力の高さは間違いないが、今回の4馬身差勝利で次走は人気になりすぎてしまうと馬券の妙味はなくなってしまう。
- ダノンベルーガの次走メモ: 【注目】正面スタンド前の先行争いでシャフリヤールとヤマニンサルバムに挟まれて位置を下げる不利があったし、今回はドバイターフから完全にリセットしてからの調整だったようなので、仕上がりも完調には程遠かったように感じた。さらに、戦前から陣営もコメントしていたように小回り・右回りというのは、この馬にはまったく適さない条件。それで、1秒3差4着という競馬ができたように能力は高いので、次走、この馬が得意とする東京競馬場の天皇賞に駒を進めてきた場合は巻き返しに大いに期待して良さそう。
- シュトルーヴェの次走メモ: 【注目】道中は中団からの追走。ただ、3コーナーではペースの上がらない馬に囲まれてポジションを下げてしまったし、4コーナーでも8枠の2頭に挟まれて少しブレーキをかける場面もあった。次走はスムーズに追い上げて巻き返したい。
- ハヤヤッコの次走メモ: 【注目】勝った昨年のこのレースと比較して1.5kg斤量が重かった影響かスタートに押っ付けてもポジションを取ることができなかった。その後は大きな距離ロスなく立ち回り、最後はジワジワ脚を伸ばして0秒4差5着。昨年ほど馬場が悪くならなかったことも災いしてしまった。次走以降、ツーターンの極悪馬場になった際に一発を警戒しておきたい。
- ローシャムパークの次走メモ: 【注目】正面スタンド前のポジション争いで少し折り合いを欠いたものの、その後は中団で折り合う。1~2コーナーを3・4頭ぶん、3~4コーナーを4・5頭ぶん外を回る距離ロスがあったものの、直線ではしっかり伸びて重賞初制覇。4歳夏でまだキャリア9戦と伸びしろは十分だし、次走以降でのさらなる飛躍が期待できそう。
- ブローザホーンの次走メモ: 【注目】道中は後方のインで距離ロスなく脚をためる競馬。抜群の手応えで直線に向くが、少し外に出すと前が詰まり、インに切り替えなければいけない場面があったため、脚を余してしまったのが痛かった。次走も展開次第では勝ち負けになる可能性は十分ありそう。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】2200mの速い流れになってしまうと先行できるスピードがないし、しぶとさを生かすタイプなので末脚が切れる馬たちに叶わず、伸びずバテずのような競馬になってしまった。有馬記念や春の天皇賞でしぶとさを生かす形がこの馬のベスト条件。次走以降、先行できそうなメンバー構成でしぶとさを生かせそうなレースなら。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】直線で鮫島克駿騎手がムチを落としたのももったいなかったが、ペースが流れていたこともあり4コーナーで仕掛けを待ったぶん外を回ってしまう場面があったことも痛かった。この馬とイクイノックスの瞬発力の差を比較すると明らかに劣るし、距離はもっと長い方がこの馬の良さが出そうな印象を改めて感じる内容だった。次走以降、秋は有馬記念がこの馬の適舞台。
- ベラジオオペラの次走メモ: 【注目】最内枠を生かして中団の内ラチ沿いをピッタリ回ってくる競馬。しっかり脚をためることができていたので、最後は上がり3ハロン最速の33秒0の脚を使い、クビ+ハナ+ハナ差の4着。今回は枠順を生かしての好走だったので、G1級のレベルとは判断しがたいが、皐月賞まで3戦3勝だった馬だし、次走以降もG2やG3のタイトルはいくつか獲っても不思議ない馬。
- スタニングローズの次走メモ: 【注目】久々のマイル戦に戸惑ったというより、今回はスタートひと息で後方からの競馬になったのが痛かったし、仕上がりも完調にまでない印象だった。紫苑ステークス・秋華賞と連勝してから精彩を欠いているが、次走以降、状態さえ戻ってくれば再度、G1の舞台でも勝ち負けになる。
- スターズオンアースの次走メモ: 【注目】久々のマイル戦だったが、好位を取ることができてソダシをマークしてのレース。最後は上位2頭に切れ負けしてしまって3着だったものの、今回は距離適性ぶんの敗戦。桜花賞こそ勝っているが、2000m~2400mの方が圧倒的に高いパフォーマンス見せる馬。次走以降、中距離戦線での活躍がかなり楽しみになる内容だった。
- ベラジオオペラの次走メモ: 【注目】スプリングステークスは差して勝ったが、今回は前々での競馬。重馬場だったにもかかわらず、1000m通過タイムの58秒5は皐月賞史上3位となる超ハイペースになってしまったので、結果的に作戦が裏目に出てしまった。3コーナーで外に膨らむ場面もあったが、完全に展開に泣いた一戦。ここまで負けるような馬ではないだろうし、次走での巻き返しに期待したい。
- スターズオンアースの次走メモ: 【注目】やや出負けしたうえに外のキラーアビリティにぶつけられて後方からの競馬。ジャックドールが後続に脚を使わせながら逃げていたので、イン前有利の展開になってしまったが、鞍上は直線で進路が開くまで慌てず騒がずジックリ乗っていた。そして、最後は上がり3ハロン最速の34秒4で追い込みハナ2着。出走メンバー中いちばん強い競馬をしていたのはこの馬で、一線級の牡馬を相手にしてもヒケを取らないところを見せた内容だった。次走以降も当然、期待したい馬。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】好スタートから逃げるアフリカンゴールドをマークしながら、終始、内ラチ沿いを追走。4コーナーから直線入口に向けてやや詰まる場面もあったが、最後は力強く抜け出して重賞2勝目。次走、春の天皇賞に向けて視界良好といえる競馬だったので、本番を楽しみにしたい。
- ベラジオオペラの次走メモ: 【注目】まだまだ完成途上の馬体にも関わらず、デビューから3連勝で皐月賞へのチケットをゲット。逃げたグラニットが4着に粘る展開で直線で外から差し切った内容も高く評価できる。伸びしろ十分な状態で臨む次走の皐月賞は非常に楽しみな一戦になりそう。
- ローシャムパークの次走メモ: 【割引】スタート直後にクライミングリリーとダークエクリプスに挟まれて位置を下げる場面。向正面から早めに位置を上げて行ったものの、追い上げ切ることができず0秒6差5着まで。ただ、さすがに昇級戦で単勝1.4倍は過剰人気だった感も。次走も人気になってしまうのであれば、疑ってかかっても良さそう。
- ハヤヤッコの次走メモ: 【注目】スローペースの展開で後方2番手からの競馬。展開は向かなかったものの、上がり3ハロン2位の34秒3の脚を使って0秒5差4着まで差を詰めた。タフな芝が得意なイメージだったが、キャリア33戦目で新たな一面を見せたのは収穫。近走は人気を落としているが、次走、軽く見ない方がいいかもしれない。
- プログノーシスの次走メモ: 【注目】ラップタイム 12.7-10.9-12.7-12.5-12.1-12.2-12.1-11.2-11.6-11.8 とラスト3ハロン勝負になったレースだったが、後方から上がり3ハロン最速の脚を使って見事に差し切った。まだキャリア8戦とフレッシュな馬だし、次走でさらにパフォーマンスを上げてくる可能性は十分。
- スタニングローズの次走メモ: 【注目】3ヶ月ぶりのレース。初めて一線級の牡馬相手の一戦だったが、開幕週の芝で終始、3頭ぶん外を回る競馬でも0秒2差5着と差のないレースができたことは収穫。次走以降も芝の中距離戦線での活躍が見込める内容だった。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】ダービーと比較すると18kg増の馬体重。向正面から4・5頭ぶん外を回る安全運転でも、勝負どころから一気に進出して3馬身半差の完勝。このメンバーではレベルが違い過ぎた。まだまだピークにない状態だったし、次走のドバイに向けて視界良好といった内容だった。
- ハヤヤッコの次走メモ: 【注目】ダートで4勝、重馬場だった函館記念を勝っている実績を考えると、もっと馬場が悪くなっていたほうが良かっただろうし、イン有利の結果にもなっていたので、3頭ぶん外を回っていたことも少し影響してしまったかもしれない。ただ、ここ2走はスムーズに競馬ができたとしても、斤量が響いてたと感じる内容。次走は斤量とメンバーレベル次第になりそう。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】大雪の影響で栗東からの輸送に時間が掛かってしまった影響でいつもと歩様の感じが違ったようだし、大外16番枠からの競馬で1周目の3~4コーナーも外を回らされる距離ロスもあった。それを考えれば1秒2差8着も仕方ない内容。18着だった凱旋門賞も含めた近2走は評価を落とす必要はまったくない内容だし、次走、しっかり立て直して復活の狼煙をあげてほしいところ。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】10番枠からのスタートだったものの、1週目の3コーナーで内ラチ沿いを確保。レース運びは悪くなかったように見えたが、1秒1差7着。レース後にマーカンド騎手もコメントしていたように、まだ体が出来上がっていないぶん、瞬発力勝負に対応しきれなかった印象。まだまだ成長途上の段階でこの秋は神戸新聞杯を0秒6差の完勝して菊花賞3着。遡れば昨年のホープフルステークスで2着を結果を出していることを考えれば、潜在能力は相当。次走以降、馬が完成されてきたときにどこまで活躍してくれるかが非常に楽しみな馬。
- プログノーシスの次走メモ: 【注目】ラップタイム12.7-11.3-13.2-12.7-12.0-11.3-11.1-11.2-11.5-12.4とラスト5ハロンのロングスパート戦に。通過順17-17-17-16だったこの馬は、上がり3ハロン最速の33秒2の脚で追い込んだものの、0秒1差4着どまり。今回は展開負けと考えて良さそうなので、次走での巻き返しに期待。
- シャフリヤールの次走メモ: 【注目】内有利の馬場だったので外を回したくなかったが、馬群が一団になってしまい終始、3・4頭ぶん外を回る展開に。スタートからダノンベルーガを徹底マークして、鞍上は最後に制裁を受けた場面以外は完璧に乗っていたように見えたが、惜しくも0秒1差2着。今回は枠順の差での敗戦。パドックではこれまでで一番落ち着いているように見えたので、気性面での成長も大きかったはず。母父米国血統のディープインパクト産駒だが、まだキャリア10戦とフレッシュな馬。次走以降もまだまだ活躍が期待できそう。
- ダノンベルーガの次走メモ: 【注目】内有利の馬場で外を回りたくなかったが、14番枠からの競馬になった影響で終始、4頭ぶん外を回らされる距離ロスがあったし、勝負どころでは外からユーバーレーベンに絞められてプレッシャーの大きな競馬にもなっていた。ただ、ゴール前で川田騎手が立ち上がった不利に関しては、脚いろが鈍っていたので、それがなくても着順は変わっていなかった印象。スムーズに運べて伸びきれなかったダービーでも感じたが、この馬に2400mは少し長い。一方、右トモに不安がある馬なので、右回りではパフォーマンスを落とすタイプ。次走以降、左回りの芝2000m以下と狙うべき舞台は分かりやすい馬。
- スタニングローズの次走メモ: 【割引】競馬が上手な馬なので本来なら大崩れはないタイプだが、大きな不利もなくこれだけの大敗をしてしまうのなら敗因は仕上がりか。余裕残しだった紫苑ステークスから目いっぱい仕上げられた秋華賞だったので、反動もあったのかもしれない。この先、年長馬や牡馬と戦っていくことを考えれば状態を取り戻すだけでなく能力面での成長も必要不可欠になるし、次走以降、苦戦が続いてしまうかもしれない。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】戦前は「前走からの上積みは期待ほどではない」と陣営のトーンも低く、外枠(17番)を引く形となってしまったが、鮫島克駿騎手がほぼロスなく乗っての0秒1差3着。今回3000mをこなしはしたが次走以降、2200m~2500mあたりの距離で高いパフォーマンスを見せてくれそうな馬。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】戦前は「前走からの上積みは期待ほどではない」と陣営のトーンも低く、外枠(17番)を引く形となってしまったが、鮫島克駿騎手がほぼロスなく乗っての0秒1差3着。今回3000mをこなしはしたが次走以降、2200m~2500mあたりの距離で高いパフォーマンスを見せてくれそうな馬。
- スターズオンアースの次走メモ: 【特注】スタートでスタニングローズが外にヨレた影響でナミュールとアートハウスに挟まれてしまい後方からの競馬。道中はペースが流れず、馬群もバラけなかったので最後は馬群の狭い隙間を縫っての追い込みとなったが、上がり3ハロン最速の脚で0秒1差3着。外を回していれば掲示板にも載れなかっただろうし、厳しい展開のなかでルメール騎手の手腕で馬券圏内まで持ってきた印象。戦前から「右回りは得意ではない」というコメントも出ていたので、次走、ジャパンカップでスムーズな競馬ができれば、牡馬や古馬を一蹴するチャンスもありそう。
- スタニングローズの次走メモ: 【注目】紫苑ステークスと同じ馬体重だったが、中身が伴ってG1仕様の仕上がり。スタートから好位につけ、道中はアートハウスの後ろを追走。最後もナミュールを半馬身差振り切っての勝利。鞍上の冷静なエスコートと馬の競馬の上手さを生かすことができた。次走以降まだまだ活躍できる馬だろうし、立ち回りが上手なので、今回と同じコースの大阪杯だと特に面白そう。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】道中は好位のインをロスなく立ち回り、直線でゴーサインを出してからは一頭だけ手応えが違い、2着に0秒6差の圧勝。昨年末のホープフルステークスで2着に好走した後の2走は、出遅れた皐月賞、母父欧州型のディープインパクト産駒は好走確率が下がるダービーと敗因はハッキリしていたので、今回は順当に巻き返したと言っていい内容。次走、相手が強くなってもどこまでやれるか非常に楽しみ。
- スタニングローズの次走メモ: 【注目】目標の秋華賞に向け、ある程度は余裕残しの仕上げだったので、勝負どころでスッと反応できないところはあったが、最後は逃げるサウンドビバーチェをキッチリとらえることができた。本番に向けて好内容で勝つことができた。次走の本番でどこまでパフォーマンスを上げてくるか楽しみ。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】前走の天皇賞(春)の1000m通過タイムが60秒5。今回の1000m通過タイムが57秒6で、3秒近く速いペースになったが、陣営が宝塚記念仕様に馬を作ってきた成果があり3番手で追走することができた。持ち味のタフさを生かす競馬はできたものの、さすがにこの馬には時計が速く、0秒6差4着が限界だった。秋は有馬記念が一番適した舞台だろうし、そこに向けた次走以降の走りに注目したい。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】レース前から堂々と落ち着き払い、大観衆の前でもドッシリ構えていた。スタートしてからはスムーズにダノンベルーガとジオグリフの後ろにつけ、道中はこの2頭を見ながら完璧に折り合ってレースを進めていた。4コーナーでジオグリフの外に出してからは皐月賞の鬱憤を晴らすような素晴らしい伸びを見せ、イクイノックスをクビ差しのいでの勝利。二度成長するといわれるハーツクライ産駒なので、まだまだ強くなるだろうし、順調なら次走以降も大きなタイトルを何度も獲れそうな雰囲気を感じた。ただ、母父がVindicationの米国血統。頑張ってほしい気持ちは強いが、凱旋門賞で通用する血統ではない。
- ダノンベルーガの次走メモ: 【注目】皐月賞では1週前追い切りで余裕を残すことができず、仕上がり過ぎていたなかでの出走だった。そこから立て直し、ダービーを勝てる状態に持ってくることは厳しかった。10kgの馬体減もその影響だったか。マスコミ各社で報じられていた右トモの不安は、テレビ中継の解説をしていた元調教師にも指摘されていたし、そのためか最後の直線でも内にモタれて走ってもいた。それに、スタートから直線まで終始、外からジオグリフに締められて苦しいレース展開でもあった。ただ、皐月賞からダービーにかけ、少しずつ調整過程に狂いが生じたなかでどちらも4着に好走していることは能力が相当高い証だし、夏でしっかり立て直してくれば、次走以降、大舞台での勝利も十分期待できる。
- スタニングローズの次走メモ: 【注目】道中は好位のインで脚をため、直線だけ馬場の良い外に出して10番人気2着。レーン騎手が内枠のメリットをフルに生かした騎乗だった。きょうだい5頭すべてに1800m以上、4頭は2000m以上で連対実績ありとスタミナが豊富な血統なので、次走以降も中距離戦線で楽しみな馬。
- スターズオンアースの次走メモ: 【注目】スタートから中団外め追走し、ラストは上がり3ハロン最速の脚を使って二冠達成。フェアリーステークス・クイーンカップでは今回の出走馬の何頭かに負けていたことを考えれば、ここ2走での成長が著しいし、スタンド前発走、サウンドビバーチェの競走除外でのスタート時刻遅れというなかでも力を出し切ることができた精神力も一級品であることを証明した。現時点では不安走はなく、うまく夏を過ごして牝馬三冠を目指したい。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】パドックを見る限りでは、阪神大賞典からここに向けての調整が順調で、初のG1制覇に向けて抜群の仕上がりだったように見えた。ただ、18番枠からの競馬はやはり不利だったし、カラ馬(シルヴァーソニック)をケアしながらの追走になってしまったので、終始3頭ぶんぐらい外を回ってしまう形に。さらに、早めに勝負に出た2周目3コーナーでもテーオーロイヤルに抵抗されてしまい、かわいそうなぐらいかみ合わないレースになってしまった。決して勝ち馬と7馬身の差が出るような能力ではない。キズナ産駒なので非根幹距離がベストなはずだし、次走、個人的には宝塚記念で自分から動く競馬ができれば、勝利へかなり近づくことができると考えている。
- ドウデュースの次走メモ: 【特注】大方の予想に反してペースが流れず、前半1000mの通過タイムは過去10年(良馬場のみ)で一番遅いものだったので、今回の最大の敗因は控えすぎてしまったこと。4コーナーで8頭ぶん外にまで出して上がり3ハロン最速の脚で追い込んだものの、0秒3差3着どまりだった。次走、ダービーで末脚の生きる流れになれば、勝ち負けできる可能性は大いに感じる内容だった。
- ジャスティンパレスの次走メモ: 【注目】これまでは先行できていた馬がミルコ騎手に乗り替わった途端に出遅れ。1~2コーナーで3・4頭ぶん、3~4コーナーで4~8頭ぶん外を回る距離ロスもあった。さらに展開も遅かったので、まともに競馬にならず、0秒8差9着。2歳時にはホープフルステークスで2着に好走している実績があるし、父ディープインパクトに母父が欧州血統のRoyalAnthemなら、まだまだ成長が見込める血統。今回で終わるようなことはないはずなので、次走以降での巻き返しに期待したい。
- ダノンベルーガの次走メモ: 【注目】最内枠からの競馬で外の出せる場面もなく、終始、馬場の悪い内を走らされる形になってしまい、0秒3差4着。次走、ダービーでの巻き返しに期待したいところではあるが、今回で陣営が想定していた以上に馬が仕上がってしまっていたようなので、他馬と比較すると上積みは大きくないかもしれない。
- スターズオンアースの次走メモ: 【注目】スタートダッシュがそれほど速くなく中団やや後方からの競馬。馬群にもまれる厳しい形になっていたが、コーナーではイン2頭目と距離ロスのない追走はできていた。直線に向いてからはなかなか進路ができなかったり、内の馬にぶつけられる場面があったりしたものの、最後はウォーターナビレラをハナ差捕らえて勝利。例年の桜花賞と比較すると流れが落ち着いていたことを考えると、着差以上の内容だし、次走、二冠のチャンスも十分にありそう。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】本番の天皇賞に向けて負担を極力かけないようなレース運びで、道中はタイトなところには入れずに追走。勝負どころからはかなり追われる形になったものの、最後はアイアンバローズをなんとか捕らえての勝利。相手関係を考えると楽に勝たなければいけなかったが、デビュー以来最高馬体重だったぶん、反応が鈍かったのかもしれない。いずれにしても、次走、天皇賞での走りが楽しみになる内容だった。
- スタニングローズの次走メモ: 【割引】ゲートの中で落ち着きがなくスタートは良くなかったが、二の脚が速く好位のインを追走。ただ、他の上位人気馬とは立ち回りの差での勝利だった感は否めないし、すでにキャリア7戦を重ねているので、次走、G1に出走となると上昇度で劣る可能性も高そう。重賞ウィナーになったとはいえ、一線級と戦う際の取捨は慎重に行いたい。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】朝日杯フューチュリティステークスから400mの距離延長となったが、道中の折り合いは許容範囲。ただ、3コーナーでロジハービンに前に入られてしまったことにより、勝ち馬の1馬身後ろから3馬身後ろまで位置を下げてしまったのは痛かった。それでも、クビ差2着まで差を詰めたのは能力の高い証だし、次走、皐月賞で今回のモヤモヤをスッキリさせたい。
- ブローザホーンの次走メモ: 【注目】道中、最内かイン2頭目を追走した馬が掲示板に載ったレース。この馬は大外枠16番枠からの競馬になった影響で、終始3・4頭ぶん外を回る競馬になってしまった。そのぶん末脚が鈍ってしまったようで0秒8差9着。次走、立ち回り次第では巻き返せそう。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】内め5番枠からの競馬だったこともあり、終始、インにこだわる競馬で内から2頭ぶん以上外を回すことはなかった。おそらく、和田竜二騎手は人気の二頭とディープボンドとの力差を分かって、一発を狙うならこれしかないというような乗り方だった。エフフォーリアにこそ叶わなかったものの、クロノジェネシスはしっかり押さえての3着だった。次走はおそらく連覇を狙って阪神大賞典への出走となるだろうが、そこから、来年以降の飛躍が楽しみになる内容だった。
- ドウデュースの次走メモ: 【注目】道中は中団でしっかり脚をためて馬場のいい外に出して直線へ。オタルエバーに寄られる場面があったものの、しぶとい踏ん張るセリフォスを競り落としての勝利。とにかく鞍上の指示に従順で、毎回力を出し切ることができるのがストロングポイントの馬だし、ハーツクライ産駒なので、クラシックディスタンスにも対応できる血統。次走以降のさらなる飛躍に期待。
- シャフリヤールの次走メモ: 【注目】スタートから後ろにいたコントレイルには見向きもせず、オーソリティを徹底的にマークして進めていくような競馬。ただ、結果的にオーソリティの進路をなぞるだけのようなレースになってしまったし、外からコントレイルにも交わされて3着。それでも、初めての古馬との対戦で、一線級を相手にこれだけやれたことは評価すべきだし、次走以降も引き続き主役級の活躍を期待したい。
- ブローザホーンの次走メモ: 【注目】向正面で馬群の最後方まで下がったが、3~4コーナーは最内を回ることができた。直線に入ってからやや外めに出してスペースをうかがうが、キャノンコアとアキノスターが壁になって内に切り替える場面と、エルイエロに寄られて進路がなくなった場面があり、スムーズに追い込むことができなかった。それでも0秒8差4着まで差を詰めたし、次走、前進が期待できそうな内容だった。
- ハヤヤッコの次走メモ: 【注目】スタートが下手なのは相変わらずだが、今回はいつもより後方からの競馬に。3コーナーで最後方まで下がってしまったが、直線は大外一気で上がり3ハロンはダントツ最速で追い込んでの勝利。ムラ駆け傾向はあるが、次走も注意が必要。
- スタニングローズの次走メモ: 【注目】スタートは普通だったが、二の脚が速く道中は3番手から競馬ができたが、コーナーで3・4頭ぶん外を回る競馬になったぶん勝ち馬に詰められなかった。次走は順番が回ってくる可能性は高そう。
- プログノーシスの次走メモ: 【注目】スタートで大きく出遅れたが、道中はインコースからリカバリーできたので、距離ロスなく運ぶことができた。引き続きゲートに課題が残るが、次走、重賞でも勝ち負けできる器であることは間違いない。
- シャフリヤールの次走メモ: 【注目】1コーナーで窮屈になる場面があったし、向正面でもハミをかんで走っているように見えた。最後の直線でも接触する場面があるなど、決してスムーズな競馬ができたわけではないが、最後は外が有利な馬場で内から差し切り、着差以上に強い内容だった。次走以降、どこまで実績を上積みできるか注目。
- ハヤヤッコの次走メモ: 【注目】位置取りを考えれば1・2着馬より上がり3ハロンのタイムが遅いことは評価できない。中2週が影響した可能性もあるので、次走は間隔を空けて立て直してどこまで巻き返せるか見てみたい。
- シャフリヤールの次走メモ: 【注目】スタートで少し挟まれて後方から。向正面で各馬、馬場の良い外を回っていたが、この馬は3コーナー手前で他馬より少し早く内に入ったおかげでコーナーでの距離ロスを抑えることができた。最後、グレートマジシャンの追撃を振り切ったのもこれが大きいだろうし、川田騎手の好騎乗が光る勝利だった。馬自体はまだまだ成長余地があるので、次走、相手が強くなってどこまで通用するか。
- プログノーシスの次走メモ: 【注目】やや出負けして道中は離れた最後方から。直線もいい脚で伸びていたが、ルペルカーリアに寄られた時に若干外に逃げてスピードが落ちたのが痛かった。それでも0秒3差3着まで詰めたのは能力が高い証拠。次走も楽しみになる内容だった。
- ディープボンドの次走メモ: 【注目】タフな馬場、タフな流れになり、この馬にはベストの条件になった。次走も同じような条件になれば楽しみ。
- ハヤヤッコの次走メモ: 【注目】15番枠だったが、道中は距離ロスなく運ぶことができた。勝負どころからもスムーズに追い上げることはできていたが、残り200m付近で外に進路を切り替える場面があったのは痛かった。競馬は上手なので、次走もスローペースにならなければ上位を狙えそう。
- シャフリヤールの次走メモ: 【注目】外枠から壁を作れず3頭ぶんぐらい外を回ってもいたので、脚がたまり切らなかった。次走、内めの枠から直線まで脚をしっかり溜め込めれば。
- ハヤヤッコの次走メモ: 【注目】道中は上手く立ち回ってこの馬なりに伸びて6着。鞍上が「流れが速かったし、馬場も不運だった」とコメントしていたので、次走は重賞なら良馬場の先行馬が少ないメンバーが良さそう。
1
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
母のデビュー戦: 出走なし きょうだいの デビュー戦: 0-0-0-2 |
- 2走前の次走メモ: 【注目】低評価を覆して1着。先団を見ながら好位で追走し、インコースを取り、直線では内ラチに沿って伸びた。抜け出すと、皐月賞馬ジャスティンミラノに差をつけ1着。ロスのない走りは完勝であり、皐月賞競走除外からダービーを制した異例の臨戦過程で、陣営の仕上げが称賛された。引き続き次走も期待してみたい。
2
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 前走の次走メモ: 【注目】1番人気に応えて1着。内から意図的に位置を下げて後方につけ、落ち着いて追走。勝負どころで外に出し、手応えよく前へ進出。直線入りで前の馬を捉え、内にいたシンエンペラーとドゥレッツァに並びかける。最後の直線で追い比べを制し、1着へ抜け出す。天皇賞(秋)の後、600mの上がりを32秒台で駆け抜けての連勝。前々で進めた人気薄2頭が馬券に絡んだレース。この馬は後方に位置しており、展開不利の中の好走と見て次走も注目したい。
3
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
母のデビュー戦: 3着(6人) 阪神芝2000m きょうだいの デビュー戦: 0-0-0-1 |
- 前走の次走メモ: 【注目】人気に応え、1着。中団でレースを進め、勝負所で好位に進出。直線では先行したアドマイヤテラを追いつつ伸び、抜け出してからは差を広げ1着。関西初遠征で3000mの距離も問題なく、落ち着いてレースを進め、最終的にクラシックを手にした。掲示板に載った馬のほとんどが道中後方に位置してしていたレース。この馬はどちらかというと前々での競馬で、展開が向かない中の好走と見て次走も注目したい。
4
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 3走前の次走メモ: 【割引】見事1着。道中、後方でじっくりと様子を見ながら走り、後半になって外を回って追い上げていった。直線では大外から力強く追い込み、ベラジオオペラやプラダリアをかわして先頭へ。この馬は道悪に強く、今回G?での初優勝を果たした。馬券内の馬のほとんどが道中は後方に位置してしていたレース。この馬もそのうちの一頭で、展開が向いたと見て次走は警戒が必要か。
5
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 2走前の次走メモ: 【注目】2着とはクビ差の3着。前に位置取り、3、4番手でレースを進め、勝負どころで外に出して進出。4コーナーで外側から並び、直線で競り合う。ブローザホーン、ソールオリエンスには先に行かれたものの、不良馬場にも踏ん張りを見せた。馬券内の馬のほとんどが道中は後方に位置してしていたレース。この馬は比較的前々での競馬で、展開が向かない中での好走と見て次走も注目したい。
6
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 4走前の次走メモ: 【注目】クビ差の2着。内枠スタートでレースを控え、後方に位置取りしつつ走る。途中、緩いペースの恩恵を受けつつ、向こう正面で積極的に仕掛け、先団へと進出。最後の直線でベラジオオペラと激しく競り合ったが、わずかな差で敗れる。それでも、最内を走ったルージュエヴァイユには先着した。次走も人気でも外せない。
7
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 3走前の次走メモ: 【注目】中山芝2500mでは圧倒的に不利な大外16番枠からの競馬だったが、スタートから出して1周目正面スタンド前では内ラチ沿いの2番手。道中も2番手集団で脚をしっかりため、ルメール騎手の素晴らしすぎるレースコントロールが光っていた。ただ、唯一の誤算はまともに内にモタれる面を出してしまい、最後の直線はまともに追えていなかった。それがなければ勝てていただけに悔しい内容となってしまった。これでデビュー以来12戦全連対と安定感は抜群。次走以降も当然目が離せない馬。
8
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
母親の新馬戦: 1着(1人) 京都芝1800m きょうだいの 新馬戦: 1-1-0-0 |
9
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 前走の次走メモ: 【特注】アタマ差の2着。好位につけながらも、先頭のケイアイサンデラからは離れていた。勝負所で差を縮め、直線では先頭に立ったバビットを交わしたものの、ゴール前ではシュヴァリエローズに迫られ、最終的には交わされた。それでも、7歳秋での健在ぶりは示した。この馬を除き、6着までの馬はすべて比較的後方に位置していた。前々で進めたこの馬は次走パフォーマンスを上げそう。
10
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 4走前の次走メモ: 【割引】人気に応えて1着。休み明けでも仕上がりに不安はなく、適度に控えた位置取りから中団でレースを進めた。インコースをスムーズに追走し、直線で内側のスペースを見つけて加速。スパートをかけ抜け出し、他馬を寄せ付けずに完勝した。コース取りの巧みさも勝因の一つだが、2000mの距離では能力が際立つ。6着までの馬は、ほとんどが後方に位置していた。後方に位置していたこの馬に展開が向いたことは確かで、次走人気するようなら注意が必要。
11
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
12
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 3走前の次走メモ: 【注目】1番人気に応えて1着。今回も追走中は構えてじっくりとしたペースで進み、直線では外に出して加速。内で競り合う3頭を追い上げ、そのまま抜け出して1着を確保。決め手の巧みさが光った。中山、東京の芝2500mの重賞レースを連勝した。引き続き次走も期待してみたい。
13
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 前走の次走メモ: 【注目】見事に勝利。実戦から3か月半ぶりという間隔があったが、きちんと仕上がっていた。レース中は常に好位置につけ、坂を下るところからペースを上げ、4コーナーで2番手に躍り出た。直線では外側から先頭に立ち、最後は差をつけて1着でゴール。秋華賞の勝者が見事に復活を遂げた。引き続き次走も好走を期待してみたい。
14
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 4走前の次走メモ: 【注目】昨年のこのレースでも同様のことを感じたが、この馬にとって2400mは少し長い。イクイノックスと違って右トモに不安のある馬なので、中3週で仕上げるのは難しかったようで、前走の天皇賞よりデキは落ちていたようにも感じた。能力は相当高いが得意な条件が限られているうえに万全の態勢で送り出すのが難しいタイプなので、次走以降も出走条件と当日の状態での見極めが必要。
15
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
16
近走成績
データ
次走メモ
オッズ
- 4走前の次走メモ: 【割引】道中は2着のスターズオンアースの後ろにつけ、距離ロスなく絶好のポジションを立ち回れたことが好走要因。今回はかなりうまくいっての結果だし、やはり全盛期の能力はない印象を受けた。次走、復活の勝利をあげるとなると難しいのかもしれない。
※オッズ最終更新 00:51
※過去成績は中央競馬のレースのみ表示しています